ペットと一緒

3年前に愛犬のキュートントンを家族に迎えてから、わんちゃん入店可の美味しいレストランをあちこち探し回ってきた私達家族。

そして店内入店可かどうかは別として、イタリアンやフレンチ、トルコ料理、ラーメン店はそこそこ良いお店を発見できました。

でも、未だ見つけられなかったのが、中華料理店と寿司屋。

つい先日は自宅の近くにワンコ入店可の中華料理店があるという情報を聞きつけて、喜々として出掛けるとなんと「数ヶ月前からわんこ入店禁止」にしたとのこと。

この時の絶望感と言ったらとても短い文章では現しきれません。

世界の三大料理の一つである中華料理を愛犬といただけないというのは本当に残念でした。


ところが、ついにこれが見つかったんです。

それが長久手市にあるシノワ－ズ南翔。私の家からはかなり遠いけど、愛犬キュ－トントンと一緒に中華料理を頂くためには、老体に鞭打って長距離ドライブも辞さずというのが私の方針。

そもそも、お食事って「何を食べるか」より「誰と頂くか」が一番大事。

先日も、某一流ホテルのランチに家族で出掛けたんですが、当然わんこは入店禁止。最愛のわんこがそばにいないご飯は美味しく感じられません。

私事ですが、7月に熱中症で倒れ2ヶ月の入院となった母と、退院後に入居した老人ホームで3ヶ月ぶりの食事を一緒にいただきました。ホームで出た食事と、私がコンビニで買ってきたお弁当を二人でシェアして頂いたんですが、これがなんとも美味しかった。

どんな質素なお料理でも、愛する家族と一緒に頂けばとっても美味しいものなんです。愛犬だって家で一人でお留守番しているのは寂しくて仕方がないに違いありません。我々愛犬家にとっては、もっともっとワンコ入店可のお店が増えて欲しいものですね。ここ10年程、街中に激安中華料理店が増えてきましたね。

中華が大好きな私はそんなお店にもよく出掛けます。それらは安くてそこそこ美味しいけど、時にはもうちょっと高級な中華も頂きたくなるのが食いしん坊の食いしん坊たる所以。

シノワ－ズ南翔さんには、実はそんな高級中華なんか期待していなかったんですが、なんとそれが一流中華料理店でいただくものと変わらないお味。

お勧めだという正宗揚州チャーハン、油淋鶏、小炒皇（ホタテ・エビ・イカ・コーンの塩味炒め）、そして水餃子と焼き餃子を注文したのですが、それぞれがとんでもなく美味しい。

最初に出てきたのが、餃子。モチモチの皮と肉肉しい餡のコンビネーションが素晴らしい。

次は油淋鶏。これは絶対に普通の油淋鶏じゃあありません。

さくさくの衣にジューシーなお肉が絶妙のハーモニー。

小炒皇は、麺で作った器に盛られていました。ホタテやエビ、イカがちょうど良い塩味。

最後はチャーハン。10種類の具が入っているというチャーハンは、ちょっと甘めの味がするこれまで頂いたことの無いものでした。


なんでこんな場所に高級中華が･･･と言ったら叱られるかもしれないけど、なんとシェフは名古屋では有名なホテルで調理人をしていたことがあって、本場中国の特級調理人資格をもっているそう。道理で美味しいはずです。

ボリュームもそこそこあって、お値段も大衆的でお味は一流なんて本当に良いお店を見つけることができました。ここの外観はちょっとしたお城。
なかなか素敵な建物です。内装も落ち着ける雰囲気でした。キュートントンも居心地が良いのかおとなしくしてくれました。隣の席には、トイプーちゃん。とっても可愛くてすぐに私にも懐いてくれました。

オーナーの中国人の奥さんもわんちゃんが大好きな様で、私達と隣の席のお客さんと一緒にお話も弾みました。愛犬とゆったりと美味しい中華を食べたい私には最高のお店でした。

レポーターの私の普段の評価は、お店の特徴を現すために項目ごとにメリハリを付けているんですが、そんな私が初めて全項目にフルマークを付けました。

お勧めです。

【店内席利用の条件確認】
1.トイレのしつけ：　必須
2.予防接種：　必須
3.無駄吠えのしつけ：　必須
4.ヒート（発情中）の利用：　不可
5.キャリーバッグの使用：　不要
6.リードの使用：　必須
7.カフェマット持参：　要
8.イスの上を利用：　可
9.大型犬の利用：　不可
10.中型犬の利用：　不可
11.犬服の使用：　不要
12.食器の持参：　不要
13.ドギーバッグの利用：　不可