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2017-12-28 07:00

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【ペット同伴可・イベント】ドッグショーを見学してみませんか?ショーの仕組みと見学マナー

ドッグショー見学
ドッグショーという言葉を聞いたことはありませんか?全くご存じ無い方もおられるでしょうし、言葉だけは知っているという方もいらっしゃるでしょう。

ドッグショーって一体何なのでしょうか?一般の方も見学できるのか、どういう内容なのか?など、気になる中身について調査しました。
ドッグショーを行っているJKCって何?
ペットショップやブリーダーから、純血種と呼ばれる犬を購入した場合、「血統書」という書類がもらえます。

この血統書は、その犬自身の経歴書のようなもので、その犬の両親・祖父母・曾祖父母など4代にわたっての、いわば家系図のようなものですが、この書類を発行している団体があります。

それが、JKC(ジャパンケネルクラブ)という一般社団法人です。この団体は、純粋犬種の犬籍登録、有能・優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動している国際的愛犬団体です。

JKCの活動は、ドッグショー、訓練競技会、アジリティー競技会、フライボール競技会、トリミング競技会、ハンドリング競技会などの開催を通して、犬の素晴らしさや犬と暮らす楽しさを広く伝えるという目的があります。

ドッグショーって何?
JKCの活動のうち、ドッグショーと呼ばれているイベントが1年間を通して開催されています。ドッグショーとは、犬種の理想とされる犬種標準(スタンダード)を基に比較審査する犬の「品評会」です。

審査ですので、ドッグショーに出場した犬は、審査員に審査されることになります。しかし審査員は、出場した犬同士を見比べて審査しているのではなく、出場した犬が犬種標準(スタンダード)にどれくらい近いかを審査します。

つまり、犬種ごとに「理想基準」というのが設けられており、いかにそれに近いかを見ているのです。

また、ドッグショーでは、純粋犬種を普及させるために多くの人に数多くの犬種を見てもらうことで、犬種標準に対する理解を深め、優秀な犬を選出し、表彰することで各犬種の繁殖の指針を示し、純粋犬種を後世に伝えるという役割を担っているのです。

シリアス・ブリーダーと呼ばれる、繁殖を行う人の中でも志の高い理想を持っている人達は、自分が作出した犬をショーに出して審査してもらい、繁殖の方向性を見出したり、理想像により近い犬を作り出せるように、日々努力しているのです。

ドッグショーはどこでやってるの?
ドッグショーは、日本各地さまざまな場所で開催されています。開催場所によっては屋外でのショーだったり、屋内で開催される場合もあります。

どのドッグショーも、たいてい愛犬同伴で見学することが可能です。ご興味ある方は、JKCのホームページに開催日程と場所が掲載されていますので、そちらをご覧ください。

ドッグショーの仕組
審査はトーナメント方式で行われます。

まず最初に同じ犬種で同じ性別の犬の中から、一番素晴らしいとされる1頭を選びます。

ここで選ばれた犬は、BOB(Best Of Breed)と呼ばれる称号を手にします。雄のBOB、雌のBOBと選びますので、同犬種からは2頭のBOBが選ばれます。

次に、BOBを獲得した雄と雌が審査され、その犬種でのトップを選びます。選ばれた犬はBISS(Best In Speciality Show)という称号が与えられます。

ところで、犬の種類と一言で言ってもかなりの種類数があります。そこで、犬種を10個のグループに分けています。グループに所属している犬の種類は変わることはありません。

例えば、1グループは、牧羊犬・牧畜犬のグループと決められていて、このグループに所属する犬は、コーギーやシェパードなどが属しています。

最初の審査で、BOBを獲得した犬の中から、牡牝一頭ずつ各グループの一番を選出します。選ばれた犬は、BIG(Best In Group)という称号を獲得します。

そして、このBIGを獲得した犬の中から、雄の一番がKING、雌の一番がQUEENと呼ばれる称号を与えられ、KINGとQUEENのどちらがより素晴らしいかを最終的に競います。

1番に輝いた犬は、そのドッグショーの最高栄誉であるBIS(Best In Show)という称号を手にします。

ドッグショーは、その犬がどれだけ理想の犬の体型に近いかを競うものですので、犬種が違っていても同じ土俵で戦えるというわけですね。

ドッグショーを見るとお分かり頂けると思いますが、審査はあっという間に終わってしまいます。

審査員の決断は早くてシビアです。最初はよくわからないと思いますが、何度か見学するうちに、仕組みなどもわかってくるようになり楽しめるでしょう。

ドッグショーを見学する際のマナー
ドッグショーは、閉鎖的なイベントではありません。

より多くの人に犬の素晴らしさを知ってもらうためのイベントですので、たくさんの方に楽しんでもらえれば嬉しいのですが、ドッグショーを楽しむためにはいくつかのルールがあります。

また、愛犬連れで見学をしても構いませんが、ドッグショーでの見学マナーは、他のペット連れ可能イベントのルールとは少し違いますので気をつけましょう。

例えば、ドッグショーに出場する犬たちは、その日のために何カ月も前から準備を行い、真剣に審査に挑みます。

そのような犬をかわいい・綺麗だからといって気軽に触ったり、無断で撮影したり声をかけたりしてはいけません。もちろんご自身が同伴した愛犬が、ショーに出場する犬に対して接触するのは論外です。

ドッグショーを初めて見学する、集中して観たいという場合は愛犬を同伴せずにまずはご自分だけでおでかけなさるのが良いかもしれませんね。

JKCでは、ドッグショーの見学マナーについて詳しく記載されているので、そちらを必ず読まれてからお出かけください。

(画像は写真ACより引用)


外部リンク

一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
https://www.jkc.or.jp/modules/events/index.php?content_id=13


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