ペットと一緒

池下の賑やかな広小路通りから脇道に入り、緑豊かなひっそりとした場所にある隠れ家的なカフェ「宮田コーヒー」さんを愛犬と訪問しました。

オーナーの宮田さんは、黒のラブラドールのマックちゃん14歳とゴマちゃん10歳を飼われている愛犬家です。

お店は土曜日～火曜日の週4日間、時間は2PM～6PMまで営業されています。コーヒーを一生懸命に集中して入れると、このぐらいの営業時間が丁度良いそうです。

14歳で視力が弱くなってきたマックちゃんです。妹のゴマちゃんは、若いころ様々なやんちゃ行動をしたため、家族の勧めでしつけの学校に宮田さんと通うようになり、それがきっかけで宮田さんは犬の訓練士の資格まで取られています。

ワンちゃんは店内への入店はできませんが、広々としたテラス席は飼い主さんがコーヒーを飲みながら、ワンちゃんと自由にできるようになっています。

私は1日に何杯も家でコーヒーを飲むので、家でコーヒーを入れるなら今流行りのコーヒー教室へ行った方が良いのか質問してみました。

すると、「一度は行ってみた方がいいかもしれないけれど、コーヒーは豆の種類や水の種類、様々な条件を見極めて入れ方を変えるので、通り一辺倒な入れ方では美味しいコーヒーは入れられません。同じ豆でも入れる人が違うと違う味になってしまいます。」と教えて頂きました。

なるほど！ということで、私は美味しいコーヒーを出してくれるお店で頂くことにします。

こちらがメニューです。レギュラーコーヒーは全て400円、おかわりが200円です。また、自家製プリンは土曜日、日曜日は300円ですが、月曜日と火曜日は100円になります。

最初に深煎りのマンデリンという銘柄をネルドリップ（600円）でいただきました。ネルドリップの特徴は雑味がとれることと、豆の量を通常の2～3倍を使うことだそうです。私はコーヒーについて語れるほどの知識も経験もありませんが、最初に、「あっ美味しい！」、「香りが良くて深みがあって、なにやら複雑な味、今まで飲んだことのない華やかな美味しさ！これを注文して良かった。」と思いました。

次に、おかわりとして週変わりスペシャルコーヒーの「エチオピア」と自家製プリンをとっても美味しく頂きました。エチオピアはすっきりした美味しさでした。

カフェで違う銘柄を飲み比べられるなんて贅沢な時間の過ごし方ですが、価格はとってもお手頃です。宮田さんは、ワンちゃんを飼うようになってからペットカフェを開きたいと思うようになり、日本各地の色々なお店に行ったり、コーヒーの学校へも通ったりしたそうです。

コーヒーの勉強を始めてから次第にその面白さにはまり、ペットカフェではなく、本格的なコーヒーの専門店として「宮田コーヒー」をオープンさせ、今年で6年目になるそうです。

もともと夢だったペットカフェは、認可取得が厳しいことから断念されましたが、現在はお料理を本格的に勉強していて、ゆくゆくはお店でお料理を出すようになりたいという夢もあるそうです。

犬舎に帰るマックちゃん宮田さんの奥様は建築家をされていて建物からお店まで全てを奥様がプランされたそうです。

店内は明るいグレーとブラウンを基調としたシンプルでとても素敵な雰囲気です。

BGMにJAZZが流れていて、入口正面にはモダンジャズを代表するピアニスト、ビルエバンスの写真が飾られていました。

建物から店内へと全てに統一感があり、無駄をそぎ落としたカッコ良さの中にも温かみを感じます。ワンちゃん関連の本もたくさんあります。店内で唯一こちらが宮田さん個人のコーナーだそうです。訓練士資格のサーティフィケートや名古屋市動物愛護推進員の委嘱状などが飾られている他、会社員時代の特許の証書やテニスのトロフィー、東京マラソンの完走証などが飾られていました。とても多彩な方ですね！「宮田コーヒー」さんのホームページやFacebook、Twitterで宮田さんのクスッと笑っちゃう面白い文章がありますので是非読んでみてください。私もそれがきっかけで取材を申し込みました。

宮田さんはお話も上手で犬の話とコーヒーの話だけなのに私はすっかり長居をしてしまいました。

取材のために出していただいたコーヒーの写真を撮らずに飲み始めてしまうというハプニングもあり、取材のことをすっかり忘れて寛いでいる自分に驚きました。

宮田さんは名古屋市の動物愛護と正しい飼い方を広める市民ボランティアである「動物愛護推進員」もされています。

マックちゃんとゴマちゃんは以前、小学校の校門の前で小学生が朝登校するのを迎えるフレンドリー活動をしたことがあるそうです。近頃は犬を触ったことがない子供たちも多いそうですから、とても良い機会になったでしょうね。

宮田さんがリードを持って私の愛犬とコミュニケーションをとっていました。さすが訓練士さんです。しかし・・・私の愛犬は相手を見て良い子のふりをするところがあるんです。扱う人によって変わるなんて、コーヒーみたいじゃないですか！「宮田コーヒー」さんのレポートいかがでしたか？

美味しいコーヒーを飲みながら、犬談義などをして楽しい時間をお過ごしください。

【ワンちゃんの利用条件】

1.トイレのしつけ：　必須
2.予防接種：　必須
3.無駄吠えのしつけ：　必須
4.ヒート（発情中）の利用：　不可
5.キャリーバッグの使用：　不要
6.リードの使用：　必須
7.カフェマット持参：　不要
8.イスの上を利用：　カフェマットで可
9.大型犬の利用：　可
10.中型犬の利用：　可
11.犬服の使用：　不要
12.食器の持参：　不要
13.ドギーバッグの利用：　不可