
2020-05-28 07:00
その他
愛犬の様子が変?原因はペットの「分離不安症」かも?

緊急事態宣言も解除され、お仕事に出ることになった飼い主さんは多いのではないでしょうか。
毎日家で一緒にいたけど、急に飼い主さんが留守をすることで「愛犬の様子がいつもとちがうな・・・」と感じたことはありませんか?
それは「分離不安症」かもしれません。
そこで今回は犬の分離不安症について、その症状や原因、対処法についてまとめました。
家族として共に暮らす愛犬ちゃんに対して“可愛がってしつける、優しく治すことが最良”という考えを基としました。
ぜひご参考にして頂ければ幸いです。
自然では群れで過ごす犬達は【孤独が苦手】です。
長時間「ひとりぼっち」にさせるということは、本能や習性に反しているので、非常に不安を覚え異常な行動を起こしますが、それは犬の『分離不安症』という精神障害なのです。
症状が酷くなると癲癇(てんかん)のような発作を起こす場合もあります。
もしも愛犬ちゃんが『分離不安症』だったら、それは病気なのですから治してあげなければなりません。
愛犬ちゃんにこんな行動が見られたら、それは分離不安かもしれません。
・飼い主さんがお出かけしようとすると落ち着きがなくなったり吠える
・飼い主さんが帰宅すると喜び過ぎておしっこをする
・いつも飼い主さんの後をついて歩き、トイレやお風呂の前で待っている
・食欲が低下したり、下痢や嘔吐をする
・自分の足を噛むなどの自傷行動や、体の一部分を激しく舐め続ける
などがあります。
・部屋の中を荒らす、物を壊す
・吠え続ける 遠吠えをする
・トイレ以外の場所でわざと排泄をする
・カーペットなどを引っ掻いていた形跡がある
・特に窓やドアのような出入り口付近での破壊行動
などがあります。
イギリスのブリストル大学の「犬の分離不安症に関する実験」に参加した飼い主さん達は、愛犬ちゃんの留守番時の様子を録画した映像を見て、あまりにも深い悲しみにくれた愛犬ちゃんの姿に、皆さん涙されたそうです。
冒頭にもありますように、ワンコは本能的に「ひとりぼっち」が好きではありません。
飼い主さんが出かけてしまうと、もう2度と帰ってこないかもしれないと不安になるのです。
しかし原因はそれだけではないようです。
お留守番の時に地震があったり、大きな音を聞いたりなどの何か恐怖体験をしたことがあった場合も原因となるようです。
このような症状があった場合、どのようにすれば愛犬ちゃんを救うことができるのでしょうか?
「愛犬は家族」とお思いの「ペットと一緒」読者の皆様には《愛のある対処法》をご提案させていただきます。
ワンコの肉体本来が持っている自然治癒力を高め、心のバランスを整えて身体の不調を改善する手助けができます。
東洋の漢方オイルも効果が期待できます。取り入れている獣医さんも最近は増えてきているようです。
お友達ができて、お留守番時に2匹でいたずらをしても、叱らないで多めに見てあげてくださいね。
ただし、もう1匹お迎えをするにあたって、しっかり面倒を見ることができるか、今飼っている愛犬ちゃんは犬嫌いではないか、などしっかり観察して考えるようにしましょう。
犬友達同士がネットワークを作り、預かり合いができれば良いですね。
ママたちが外出するときは美味しいものがもらえる!と思わせます。ワンコがそれに飛びついた間に外出します。
飼い主のライフスタイルを変えるという方法です。
ペット先進国の欧米では、GoogleやAmazonのように犬同伴出勤できる会社が多くあります。
米Amazon本社では、6000匹のワンコが社員と共に出社してるのだとか!?
また英米では、社員が犬を職場に連れて行く日が定められてあるそうです。
筆者も分離不安症の愛犬にライフスタイルを合わせた一人です。
オーストリア在住時にシェルターから愛犬を引き取ったのですが、彼女は最初からもう『分離不安症』でした。ひとりぼっちの時にとても嫌な思いをしたのでしょう。
ちょっと1時間ほど留守にした時に、癲癇のような発作を起こしたことが2度ありました。
ペット先進国オーストリアでは、スーパーマーケットと病院以外はほとんど、どこにでもワンコ同伴することができます。そして私は専業主婦でしたので、いつでも一緒にいるようにしました。
しかし、仕事を探さなければならなくなった時、分離不安の愛犬を留守番させたくないと、新しい職場に犬を連れて行ってもいいか尋ねると、なんとOKしてくれたのでした。大人しい子でしたので、就業中私のそばでずっと寝ていました。
日本へ帰国後も、必死になって犬同伴OKな仕事を探すと、なんと3社も見つけることができました。結局は在宅の仕事を選びました。
日本でも、欧米のように犬同伴できる職場、リモートワークがだんだん増えてきています。
愛犬ちゃんのために、ライフスタイルを考え直してみるのも一つの方法です。
また、仕事ではない場合の外出も、なるべく一緒に連れて行ってあげてください。
「ペットと一緒」では、同伴できる飲食店、観光地、ホテル、ショッピングモールなど、たくさんご紹介しています。
分離不安症について様々な対処法があります。その中で今回は「愛のある対処法」を紹介させていただきました。
愛犬ちゃんとはたった10年から20年ほどしか一緒にいることはできません。
そして愛犬ちゃんは、飼い主さんが頼り、飼い主さんが一番大好きなのです。
愛犬ちゃんが『分離不安症』になる前に、そして治すために、なるべく一緒にいてあげてくださいね。
(画像はPixabayより)
毎日家で一緒にいたけど、急に飼い主さんが留守をすることで「愛犬の様子がいつもとちがうな・・・」と感じたことはありませんか?
それは「分離不安症」かもしれません。
そこで今回は犬の分離不安症について、その症状や原因、対処法についてまとめました。
家族として共に暮らす愛犬ちゃんに対して“可愛がってしつける、優しく治すことが最良”という考えを基としました。
ぜひご参考にして頂ければ幸いです。
分離不安症は精神障害
犬がお留守番のストレスからくる問題行動を起こすことを『分離不安症』といいます。自然では群れで過ごす犬達は【孤独が苦手】です。
長時間「ひとりぼっち」にさせるということは、本能や習性に反しているので、非常に不安を覚え異常な行動を起こしますが、それは犬の『分離不安症』という精神障害なのです。
症状が酷くなると癲癇(てんかん)のような発作を起こす場合もあります。
もしも愛犬ちゃんが『分離不安症』だったら、それは病気なのですから治してあげなければなりません。
分離不安で見られる行動1:家族と一緒にいる時

・飼い主さんがお出かけしようとすると落ち着きがなくなったり吠える
・飼い主さんが帰宅すると喜び過ぎておしっこをする
・いつも飼い主さんの後をついて歩き、トイレやお風呂の前で待っている
・食欲が低下したり、下痢や嘔吐をする
・自分の足を噛むなどの自傷行動や、体の一部分を激しく舐め続ける
などがあります。
分離不安で見られる行動2:お留守番の時

・吠え続ける 遠吠えをする
・トイレ以外の場所でわざと排泄をする
・カーペットなどを引っ掻いていた形跡がある
・特に窓やドアのような出入り口付近での破壊行動
などがあります。
イギリスのブリストル大学の「犬の分離不安症に関する実験」に参加した飼い主さん達は、愛犬ちゃんの留守番時の様子を録画した映像を見て、あまりにも深い悲しみにくれた愛犬ちゃんの姿に、皆さん涙されたそうです。
分離不安症となる原因

飼い主さんが出かけてしまうと、もう2度と帰ってこないかもしれないと不安になるのです。
しかし原因はそれだけではないようです。
お留守番の時に地震があったり、大きな音を聞いたりなどの何か恐怖体験をしたことがあった場合も原因となるようです。
愛のある対処法を

「愛犬は家族」とお思いの「ペットと一緒」読者の皆様には《愛のある対処法》をご提案させていただきます。
バッチフラワーレメディや漢方オイル
バッチフラワーレメディは、花のエネルギーを水に転写した波動水を使用する英国生まれの自然療法です。ワンコの肉体本来が持っている自然治癒力を高め、心のバランスを整えて身体の不調を改善する手助けができます。
東洋の漢方オイルも効果が期待できます。取り入れている獣医さんも最近は増えてきているようです。
留守番友達
一人ぼっちにならないように、もう1匹家族を増やしてあげてはいかがでしょうか。お友達ができて、お留守番時に2匹でいたずらをしても、叱らないで多めに見てあげてくださいね。
ただし、もう1匹お迎えをするにあたって、しっかり面倒を見ることができるか、今飼っている愛犬ちゃんは犬嫌いではないか、などしっかり観察して考えるようにしましょう。
リラックスシグナル
テレビやラジオを小さめの音量でつけっぱなしにしたり、クラッシック音楽やリラックス音楽などをある程度の時間かけておくと、寂しさを紛らわすことができます。ペットシッターや家族、友人に預ける
飼い主さんでなくても、誰かがそばにいてくれることがワンコも少し安心できるので、馴染みのシッターさんをもったり、ご家族やお友達に預けましょう。犬友達同士がネットワークを作り、預かり合いができれば良いですね。
お留守番のときはハッピーがもらえる!
外出前に大好きなお菓子が入ったコングや丸めた靴下などのおもちゃをたくさん用意します。ママたちが外出するときは美味しいものがもらえる!と思わせます。ワンコがそれに飛びついた間に外出します。
ドッグカメラを活用する
スマホで愛犬のお留守番の様子を見たり、声をかけれるドッグカメラがあれば、話しかけてあげることによって落ち着くことができるかもしれません。1番の治療・予防法 一緒に居る!

ペット先進国の欧米では、GoogleやAmazonのように犬同伴出勤できる会社が多くあります。
米Amazon本社では、6000匹のワンコが社員と共に出社してるのだとか!?
また英米では、社員が犬を職場に連れて行く日が定められてあるそうです。
筆者も分離不安症の愛犬にライフスタイルを合わせた一人です。
オーストリア在住時にシェルターから愛犬を引き取ったのですが、彼女は最初からもう『分離不安症』でした。ひとりぼっちの時にとても嫌な思いをしたのでしょう。
ちょっと1時間ほど留守にした時に、癲癇のような発作を起こしたことが2度ありました。
ペット先進国オーストリアでは、スーパーマーケットと病院以外はほとんど、どこにでもワンコ同伴することができます。そして私は専業主婦でしたので、いつでも一緒にいるようにしました。
しかし、仕事を探さなければならなくなった時、分離不安の愛犬を留守番させたくないと、新しい職場に犬を連れて行ってもいいか尋ねると、なんとOKしてくれたのでした。大人しい子でしたので、就業中私のそばでずっと寝ていました。
日本へ帰国後も、必死になって犬同伴OKな仕事を探すと、なんと3社も見つけることができました。結局は在宅の仕事を選びました。
日本でも、欧米のように犬同伴できる職場、リモートワークがだんだん増えてきています。
愛犬ちゃんのために、ライフスタイルを考え直してみるのも一つの方法です。
また、仕事ではない場合の外出も、なるべく一緒に連れて行ってあげてください。
「ペットと一緒」では、同伴できる飲食店、観光地、ホテル、ショッピングモールなど、たくさんご紹介しています。
最後に

愛犬ちゃんとはたった10年から20年ほどしか一緒にいることはできません。
そして愛犬ちゃんは、飼い主さんが頼り、飼い主さんが一番大好きなのです。
愛犬ちゃんが『分離不安症』になる前に、そして治すために、なるべく一緒にいてあげてくださいね。
(画像はPixabayより)
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